口唇ヘルペスはうつる

口唇ヘルペスはうつる?

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口唇ヘルペスはうつる?

普段から頻繁に唇にヘルペスがでてヒリヒリする方は多いでしょうが、そういった方はたいてい赤ちゃんの時に大人からキスなどで口唇ヘルペスに感染しているのです。

 

たいていの人が口唇ヘルペスの原因単純ヘルペスT型のキャリアです。

 

口唇ヘルペスは、ヘルペスウイルスに感染することで起きる「人にうつる」病気です。

 

ただし、いつうつされたかは分からないことがほとんどで、うつされても何も症状が出ないことが多い病気でもあります。

 

同じヘルペスでも性器ヘルペスは性行為で感染するのでセックスのパートナーが限られていれば感染源は見当がつきます。

 

口唇ヘルペスはほとんどの場合子どものときに感染しているので、誰にうつされたかは分かりません。

 

可能性が高いのは、お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんなどの家族です。

 

口唇ヘルペスは、いちど感染するとウイルスが顔の神経節に潜伏するので、生涯にわたるキャリア(ウイルス保持者)になります。

 

口唇ヘルペスを起こすのは単純ヘルペスウイルス1型というウイルスですが、これは非常にありふれたウイルスで成人では60%以上が、高齢者ではほとんどの人がキャリアだと推定されています。

 

ただし、キャリアの多くは症状がでない無症候性キャリアなので、自分がウイルスを持っていることに気づきません。

 

口唇ヘルペスの症状は、唇にヒリヒリした痛みがある腫れものができることで、初発の症状は重く、再発のときは症状が軽いのが特徴です。

 

風邪をひいたときにできる「風邪の華」とか「熱の華」の呼ばれる唇のできものは、風邪のウイルスが原因ではなく、口唇ヘルペスの再発の症状です。

 

口唇ヘルペスの感染機会は、子どもへのキス、コップの回し飲み、唾液の飛沫などによるウイルスへの接触が多いと考えられています。

 

もちろん大人のキスでも感染しますが、どちらもキャリアのことが多いので用心してもあまり意味がありません。

 

このように口唇ヘルペスは「うつす」、「うつされる」にあまり神経質になる必要がない病気ですが、唇に腫れものができているときはウイルスを大量にばらまくことになるので注意が必要です。

 

とくに赤ちゃんや幼い子供にキスしたり、唇に触った手で撫でまわしたりするのは自粛しましょう。

 

口唇ヘルペスと似た症状がある病気に口角炎があります。

 

唇の端の口角にひび割れでできてヒリヒリと痛むのが口角炎です。

 

口角炎は感染性の病気ではなく、過労やストレスで免疫力が低下したとき、ビタミンB2やB6が不足したときなどに起きます。

 

口唇ヘルペスも、風邪や過労、ストレスなどで免疫力が低下したときに再発します。

 

再発の頻度は人によってまちまちで年に数回再発する人もいれば、何年も再発しない人もいます。

 

口唇ヘルペスの初発は、唇のできものの他に熱が出たり、喉のリンパ節が腫れるなど症状が重いことが多いので、バルトレックスなど内服薬とゾビラックスなど塗り薬を併用して治療する必要があります。

 

ただ普通はバルトレックスなどヘルペス治療薬を飲めば自然治癒よりも早く治ります。

 

再発のときは、放置しても1〜2週間で治りますが、お薬で治療すれば早く治り、家族にうつすリスクも低下します。

 

口唇ヘルペスをうつしたりうつされたりすることに過度に神経質になる必要はありませんが、症状が出ているときは他人にうつさないように気をつけるのがマナーです。

 

ちなみに性器ヘルペスは、原因となる単純ヘルペス2型のキャリアの割合が10%程度と口唇ヘルペスよりは格段に低く、再発の症状も重いので、うつされない、うつさない用心が非常に重要です。


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