ヘルペス治療に重要なビタミン
ヘルペスはヘルペスウィルスに感染して発症する感染症です。
ヘルペスウィルスには8種類ありますが、単純ヘルペス「口唇ヘルペス」や「性器ヘルペス」は、単純ヘルペスウィルス1型、2型に感染して発症します。
ヘルペスウィルスは一度感染すると体内の神経節に潜伏して、体調が悪くなったり、免疫力が落ちたりすると再発します。
ヘルペスはウィルス感染なので、治療には抗ウィルス剤(内服薬、外用薬、点滴注射薬)を使用します。
ただ、ヘルペスウィルスの潜伏感染という特徴から、日々の体調管理が再発予防には重要とされています。
疲労をためないこと、十分休養や睡眠をとること、ストレスを適宜解消することと共に、食事や栄養管理も大切ですね。
野菜やビタミン類の摂取も、バランスの良い食生活のポイントになります。
ヘルペスの予防に大切ななのは、ビタミン類と言われています。
治療効果があるわけではありませんが、ビタミンCとビタミンB群を栄養補助的にバランスよく取り入れることで、粘膜強化や口内炎の改善に役立つとされています。
ビタミンB1、B2、B6、B12など、ビタミンB群はいろいろあるのでまとめて摂りたいですね。
例えば、風邪をひいたときにビタミンCが効果的と言われていますが、粘膜再生にはビタミンB群とビタミンCが使われるので、口内炎も併発したりした場合はいつもより多めにビタミンB群とビタミンCを摂取すると、粘膜再生がスムーズで治癒が早まるのです。
口唇ヘルペスの改善のためにも、粘膜再生のために大量に必要となるので、ビタミンB群とビタミンCを補給すると良いですね。
口唇ヘルペスに限らず、唇や口腔内など粘膜が弱い、口内炎ができやすいと自覚のある人は、食事だけでは足りないかもしれませんから、サプリメントなどでビタミンB群とビタミンCを積極的に補給しておくのも良いでしょう。
ビタミンB群とビタミンCは、水溶性ビタミンなので万が一摂り過ぎていたとしても、日々の尿から排泄されますので問題ありません。
多すぎて余分な量は排泄されて体内にはたまらないので、まとめて摂取しても意味はありません。
できれば、毎日欠かさず小まめに摂取するのが一番でしょう。
ヘルペスの発症を防ぐには、体調を崩さぬよう、防御力を高めるべく免疫力を保持・強化しておけば良いのです。
免疫力が保持されて、防御力が高まっていれば、ヘルペスは再発しないということになります。
免疫力を高めるには、「ビタミンＡ、Ｅ、Ｃ」をたくさん取ることによって活性酵素を恒常化させることが良いでしょう。
ビタミンAは、にんじん・ほうれんそう・鳥のレバー・あなご・大根・玉子・青海苔も良いですね。
ビタミンEは、イワシ・かぼちゃ・モロヘイヤ、ひまわり油や米ぬか油、大豆油などの植物油、アーモンドやひまわりの種などの種実類、小麦胚芽にも豊富です。
ビタミンではありませんが、リジンというサプリメントもヘルペス予防に役立つと言われていますね。
ヘルペスに有効なビタミンを追加して、ヘルペスに特化したリジンのサプリも発売されています。
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