口唇ヘルペスとお酒の関係
口唇ヘルペスとお酒の関係についてお話ししようと思います。
口唇ヘルペスのもっともやっかいな点は、体力が弱って免疫力が低下したときに、くり返し再発することです。
再発すると2週間くらいは唇にできた水泡のピリピリした痛みに悩まされることになります。
また、口唇ヘルペスが再発したときは家族などに感染させるリスクも高くなります。
口唇ヘルペスが再発するきっかけで多いのは、風邪をひいたとき、ストレスが溜まったとき、過労や睡眠不足で体力が低下したときなどです。
紫外線を浴びて皮膚がダメージを受けたときにも再発することがあります。
このような原因で免疫力が低下すると、顔の三叉神経の神経節に潜伏していたヘルペスウイルスが活性化して症状をひき起こします。
「風邪の華」と呼ばれる、風邪をひいたときに唇にできる水泡やかさぶたは、風邪が直接の原因ではなく、それをきっかけにヘルペスウイルスが暴れ出すことで発症します。
そこで本題の口唇ヘルペスとお酒の関係ですが、「体調が悪くなるような飲み方」をしていると、それが口唇ヘルペスの再発のきっかけになります。
口唇ヘルペスがよく出る人はLリジンというアミノ酸の量が足りてないため、サプリメントで補充するとよいでしょう。
お酒に含まれるアルコールは肝臓をたいへん酷使する飲み物です。
日常的に大量の飲酒をしていると肝臓がつねに忙しく働き続けることになり、肝臓自体に疲労が溜まり、口唇ヘルペスの原因となる免疫低下の原因です。
肝臓は免疫に大切な役目を果たしている臓器なので、肝臓が疲れると潜伏していたウイルスが活性化しやすくなります。
二日酔いは肝臓がグロッキーになっている証拠なので、二日酔いが治まるころに口唇ヘルペスが再発しても不思議はありません。
お酒を飲みすぎた数日後に口唇ヘルペスの予兆で唇がピリピリしてくることがよくあるのも、お酒とヘルペスの関係を物語っています。
お酒を飲見すぎて二日酔いには睡眠不足がともなっていることが多いので、体力、免疫力の低下はかなり重症で、口唇ヘルペスを発症しやすくします。
二日酔いになるほどではなくても、毎晩しっかりお酒を飲まないと気がすまない人は、かなり肝臓が疲れているはずですし、ヘルペス常習者かもしれませんね。
そんなときも悲鳴をあげずに働き続ける肝臓ですが、口唇ヘルペスの再発という形で「助けて!」のサインを送ってくることがあります。
お酒は精神的なストレスを解消してくれるプラス面がありますが、それが肝臓にストレスをかけるのではプラマイゼロというより、マイナスの方が大きいと言わなければなりません。
また、口唇ヘルペスが出ているときに飲み会に出かけてしっかりお酒飲むのは、治りを遅らせるだけでなく他人にウイルスを感染させるリスクが高くなります。
「ご返杯」などと言って杯の回し飲みをすると一発で口唇ヘルペスに感染させることになります。
酔いが回って、口角泡を飛ばして議論をするのも、飛沫感染の恐れがあります。
大皿の料理を箸で突つきあうというも危ないですね。
口唇ヘルペスが再発しているときに酔って家に帰って、赤ちゃんにキスしまくるなどというのは最悪です。
奥さんに殴られても文句は言えません。
口唇ヘルペスは赤ちゃんに感染すると、ヘルペス性歯肉口内炎という重い症状をひき起こすことがあります。
口唇ヘルペスの再発頻度は年に2回くらいが平均と言われていますが、ひんぱんに再発するようならお酒の飲み過ぎが原因かもしれないので注意しましょう。
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