感染症のヘルペスとは?
ヘルペスとは、ヘルペスウィルスによる感染症で、主に皮膚や粘膜に水泡(水ぶくれ)のような症状がでる病気です。
幼い頃に感染するケースが多く、一度感染するとヘルペスウィルスは細胞内に隠れています。普段は隠れていて何の問題も無いのですが、体調不良時などに出現して発症します。
人間に感染する「ヘルペスウィルス」には、8種類あります。
- 単純ヘルペスウイルス1型:口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、カポジ水痘様発疹症、角膜ヘルペスなど
- 単純ヘルペスウイルス2型:性器ヘルペスなど
- 水痘・帯状疱疹ウイルス:水ぼうそう、帯状疱疹
- エプスタイン・バーウイルス:伝染性単核症
- サイトメガロウイルス:肺炎、網膜炎
- ヒトヘルペスウイルス6:突発性発疹、脳炎など
- ヒトヘルペスウイルス7:突発性発疹
- ヒトヘルペスウイルス8:カポジ肉腫
よく知られている病気としては、水痘・帯状疱疹ウイルスの「水ぼうそう」や「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」があります。
単純ヘルペスウィルス1型の「口唇ヘルペス」、単純ヘルペスウイルス2型の「性器ヘルペス」などもありますね。
成人でヘルペスというと口唇ヘルペスと性器ヘルペスですね。唇の端にできる厄介なヘルペスと、オーラルセックスやセックスで感染するのが性器ヘルペスです。
水ぼうそうは、子供の頃に感染するケースが多く、発熱と痒みを伴う全身の水ぶくれを起こします。
水ぶくれは自然とかさぶたになり、痒みもおさまって通常は2週間程度で治ります。
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帯状疱疹とは?
ただ、ウイルスは体内で何10年も潜伏して、加齢などで免疫が低下したりする「帯状疱疹」として発症します。
帯状疱疹は、主に身体の片側だけなどブロック状、帯状に赤くブツブツ小さな水泡として発疹します。
全身に及ぶことは滅多にありませんが、激しい痛みを伴います。
目につく場所にブツブツ発疹していれば自覚もしやすいのですが、背中など自分では見えない場所に発疹している場合は、激しい痛みの原因が分からないというケースもあります。
頭皮に発疹している場合もあり、激しい頭痛を訴えて受診し脳の検査などでは異常が発見されず、発疹が髪で隠れていた頭皮から顔の範囲にまで広がってきてから帯状疱疹と診断されたケースもあります。
皮膚の痛みと分からず、頭痛による激痛と本人は感じていたということですね。
帯状疱疹は免疫力が落ちた隙をついて、体内に長い年月潜伏していたウィルスが暴れ始める病気です。
幼い子供や若い人には少なく、年配者や老人に多く発症するのは年齢とともに免疫力が低下してくるためかもしれません。
服薬だけで改善する場合もありますが、症状によっては点滴や入院治療などに至るような重篤なケースもあります。
一般的には数週間から一ヵ月程度でおさまりますが、まれに「帯状疱疹後神経痛」として、発疹がひいた後もかなり長期間にわたり痛みが続くことがあります。
ウィルスが神経にまで影響を与えた結果ということかもしれません。
口唇ヘルペス、性器ヘルペスは再発する
水ぼうそうや帯状疱疹は、一度発症すると再発することはまれですが、単純ヘルペスである口唇ヘルペス・性器ヘルペスなどは、再発しやすいので厄介です。
口唇ヘルペスは、風邪などで体調を崩したりしたときに発症しやすく、唇や唇周辺に水ぶくれができる症状で、昔から「熱のはな」などと呼ばれています。
水ぶくれの水泡をつぶしたりすると、飛び火のように感染が拡大し、悪化してしまうので触らないように清潔を保持してください。
性器ヘルペスも、性器周辺など粘膜まわりに水ぶくれ状態の発疹が見られる感染症です。
男女問わずに発症し、主に性行為などの皮膚接触によって感染し、日本における性器ヘルペス患者数は、推定で年間72,000人とも言われています。
オーラルセックスでも簡単に性器ヘルペスに感染するので要注意です。
完治したようにみえても、潜伏するウィルスによって非常に再発しやすい病気でもあります。
口唇ヘルペスとは?
「口唇ヘルペス」は、昔から「風邪のはな」「熱のはな」などと呼ばれている水ぶくれです。
風邪をひいて体調を崩したりしたときなどに、唇や口元に現れる水泡(水ぶくれ症状)で、再発を繰り返すことが多い病気ですね。
「口唇」とは、文字通り「口」や「唇」を指します。
つまり、「口唇ヘルペス」とは、口や唇にヘルペスウィルスの感染によって発症する病気という意味ですね。
菌では無く、インフルエンザなどと同様にウィルスによって感染し、発病します。
ヘルペスウィルスは8種類ありますが、口唇ヘルペスは単純ヘルペスとされていて、単純ヘルペスT型ウイルスにより感染します。
単純ヘルペスウィルスは幼い時期に感染しているケースが多く、顔の三叉神経節に潜んで常に潜伏しています。
風邪や疲労などで体力や免疫力が落ちている時に、粘膜周辺である唇や口元に水ぶくれとして発生します。
口内炎や口角炎と勘違いする人もありますが、炎症では無く潜伏型のウィルス性感染症になります。
強い紫外線によっても発症することがあり、海水浴やスキーの後で口唇ヘルペスの再発を繰り返すというケースもあります。
最初は、唇や口元周辺が赤くなり、ムズムズした感覚を覚える人もいます。
ヘルペス治療には、バルトレックスおよびゾビラックスが有効です。
放置すると、数日後にには小さな水ぶくれができ、皮膚もほてって熱を持った状態となり、ピリピリした痛みを覚えることもあります。
大概はなにもしなくても2週間程度でかさぶた化しておさまりますので、風邪と同様に気にしない人も多く、再発を繰り返すケースが多い病気です。
日本人では1割以上の人が経験があるという、かなり一般的な病気ですね。
発症すると、口元の水ぶくれが徐々に大きくなり、メイクにも支障をきたしますし、唇全体も腫れてきてタコのような口元になったりもします。
口唇ヘルペスは感染しやすい
口唇ヘルペスが気になって水泡をつぶす人もいますが、水泡内の体液にはウィルスがたくさん存在しているために、体液がついた場所に更に飛び火のように感染が広がったり、水泡が悪化して患部に広がったりします。
接触感染なので触れると他の人にもうつってしまいます。
患部を手で触れたりキスしたりだけでなく、コップ類の共有や回し飲み、タオルの共有も感染を広げる結果となります。
水ぶくれができているときは、ウイルスの量が非常に多くなっていて、感染力が強い時期です。
家族やパートナーなど、身近な人が発症している場合は感染しないように、自分が発症したときには周囲の人に感染させないように、注意して生活しましょう。
ほとんどの場合、子供のころにヘルペスウイルスに既に感染していて、感染していることには気づかない人が多いのですが、大人になってから初感染した場合は症状が重くなることが多いのです。
水ぼうそうも幼いときはあまり問題ありませんが、大人の水ぼうそうは重篤化しやすいと言われるのと同じですね。
皮膚への接触感染で皮膚が健康な場合でも感染しますが、口元以外の場所にも感染します。
湿疹や傷などがあったりアトピーの場合などは感染率が高まり、重篤化するケースもありますので注意が必要です。
ヘルペス予防には『リジン』という必須アミノ酸の服用が効果的とされます。
性器ヘルペスとは?
性器ヘルペスとは、性器や肛門などの粘膜周辺、臀部周辺の皮膚に発疹や水ぶくれ、ただれが出来る感染症です。
一般的なウィルス性感染症の一種であり、「Genital Herpes」の頭文字から「GH」とも呼ばれています。
赤いブツブツした発疹、水ぶくれ、水泡が破れて皮膚がただれた状態になり、強い痛みを伴います。
女性が初めて感染・発症した場合は、排尿できないほどに強い痛み(激痛)になるとも言われてします。
口の周囲にできる口唇ヘルペスは単純ヘルペス1型ウィルスですが、性器ヘルペスは主に単純ヘルペス2型ウィルスです。
唇や顔などの上半身に発症するのが主に1型の口唇ヘルペス、下半身に発症するのは主に2型の性器ヘルペスということで、性的な接触によって感染します。
口唇ヘルペス発症時の皮膚接触によって単純ヘルペス1型ウィルスが性器周辺に感染した場合も、正確にはウィルスの型が違う病気と言えるでしょう。
オーラルセックスでもヘルペスに感染しますので、バルトレックスやゾビラックスなど治療薬で早期に治療しましょう。
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性器ヘルペスの男性の症状
- 男性器表面にヒリヒリ感やむずかゆさなどを感じてきます。
- 2〜10日程度で、赤いブツブツした発疹で痒みがあります。
- 水ぶくれになり、水泡が破れてくると、強い痛みとなります。
- 発熱を伴う場合も多く、太もものリンパ節が腫れて炎症をおこすこともあります。
- 患部は、「亀頭」や「陰茎体部」「肛門周囲」、更に「足回りのリンパ」「直腸粘膜」など
性器ヘルペスの女性の症状
- 女性器、デリケートゾーンに赤い小さなブツブツした発疹ができます。
- 水ぶくれや潰瘍になり、強い痛みがでます。
- 発熱と、排尿が困難になったり、便秘を伴うこともあります。
- 太もものリンパ節が腫れたり、痛みがみられることもあります。
- まれに、ウイルスが髄膜にまで達し、髄膜炎を起こすケースもあり、激しい頭痛を引き起こしたりします。
- 患部は、「外陰部」や「腟の入口」「肛門・臀部周辺」が多く、女性の方が重篤化しやすいのです。
- 子宮頸管や膀胱にまで感染が広がることもあります。
- 出産の際には、母子感染も危惧されますので、帝王切開をすすめられることも少なくありません。
主に性行為で感染し、日本では性器ヘルペス患者数は、推定年間で72,000人とも言われています。
従来は男女とも20代以降の患者数が多かったのですが、性行為の低年齢化により若い世代にも広がりつつあります。
通常は性交渉などで感染し、数日から2週間程度で発症します。
単純ヘルペスウイルス2型に感染していても、60%は何らかの症状があっても本人は性器ヘルペスという性病だと自覚していないケースも多く、パートナー等へ感染を広げていたります。
これを性器ヘルペスのピンポン感染と言い、自覚症状がない場合おたがいにヘルペスを感染しあって一考に完治しません。
男性より女性の患者数が多く、女性がかかりやすく重症化しやすい病気ということもあり、注意が必要です。
特に出産により、母体から子供に性病を感染させてしまう事態などは、母親としては避けたいものですね。
性器ヘルペスは、性行為での感染が主な性病ですが、入浴時のイス、バスタオル類、トイレの便座なども感染の原因となることがあります。
温泉施設や公衆浴場の利用の場合など、バスタオルの共有などは避けた方が無難でしょう。
バスルームのイスには、必ず水やお湯を流して洗うことで、ある程度の感染力は弱めることができます。
単純ヘルペスウィルスは潜伏感染しますので、ウィルスを完全に死滅させることはできませんので、何度も再発を繰り返すことになります。
ただし、再発を抑えるための治療法もあります。
性器ヘルペスについて性病科の先生が動画で詳しく解説しています。
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